2017年1月19日木曜日

【株式会社ブリジック】女性として、母として、起業にいたるまでの道のり


こんにちは。
ウーマンズワークスタイル編集室です♪

2017年初の投稿は、今年設立3年目を迎える
ブリジックの木村由貴子社長にインタビューをさせていただきました♪

結婚や子育てを経験し感じること、起業を通して痛感したことなど、
色々な視点からざっくばらんにお話を伺いました。


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インタビュー:

株式会社 ブリジック
 代表取締役 木村 由貴子

フランス・アメリカに留学後、高校教員経て大手メーカー研究施設に常駐など
通訳・翻訳業務を15年以上経験。
直近では技術資料の翻訳者・外国語講師として勤務後、
点と点とをつなぐ線ではなく、文化背景という面と面を包括的に表現し、
異文化間の架け橋となるため、2014年に株式会社ブリジックを設立。
翻訳・通訳、翻訳者派遣また語学研修にて事業を展開。

社員数:6名(内女性5名)


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[ オフィスにて♪写真の女性は3名共お子さんを持つママたちです♪ ]


Q1:最初に外国語を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

A1:
小学生の頃から英語が好きでした。元々音楽が好きで、きっかけは両親の車の中で流れる洋楽を聴き、歌詞の意味が理解できたらもっと楽しいだろうなと思ったことでした。
中学生の頃は英語と数学どちらも好きでしたが、高校生になると英語が益々好きになりました。


Q2:初めて留学したのはいつですか。

A2:高校生の時、当時通っていた塾の企画でニュージーランドのワイカト大学で学び、初めて異文化に触れました。とても自然が綺麗なところで、英語を学習する環境もとても良く楽しかったです。また、留学中一番の大きな経験は文化の違いを感じることができたことです。現在のブリジック設立にも繋がる『異文化コミュニケーション』を勉強したいと初めて感じる機会でした。


Q3:翻訳通訳を仕事にしようと思ったのは何故ですか?

A3:元々英語が好きだったことと、ニュージーランドでの経験を活かすことができる仕事がしたいと思っていました。受験の時も英語の勉強がまったく苦じゃなかったんです。大学に進学したら英語だけの勉強ができるなんてなんて幸せなんだろうと思っていました(笑)

実は大学卒業後は高校の英語教師になりたいと思っていました。実際に非常勤講師として仕事をスタートしましたが、英語を教えるだけではない『難しさ』の壁にぶつかりました。
大学を卒業したばかりの自分が、あまり年齢差のない高校生を導いていかないといけないことに自分自身の不足感を感じたことが翻訳の道に進むきっかけとなりました。


Q4:ブリジック立ち上げのきっかけを教えてください。

A4:結婚・出産を機に矢板市に戻り、企業内での翻訳通訳業務を再度スタートさせました。また、企業内での英語講師の経験を通し、やりたかったことが噛み合った感覚を持つことができました。
その後、私なりに仕事へ対する価値観や自分の会社を持ちたいという想いがあり、長い間お世話になった翻訳会社でしたが、社長の引退に合わせて独立を決意しました。

私が中学生の頃に父が起業しており、起業することの難しさと、自分のやりたいことができる良さや、お客様のご要望を直接聴き舵取りができることなど、父の背中を見てきたことが大きかったと思います。現在のオフィスは父が自動車販売の修理工場として使用していた場所を再利用しています。

また、早朝の出勤時間や勤務地が遠いことにより、家族へ負担をかけている点も悩んでいました。朝5時40分には出発するため、子どもの寝顔しか見れませんでした。気付いた子どもに朝出掛けるときに泣かれてしまうことはとても辛く感じ、矢板市で出来る仕事はないかなと考え始めました。


Q5:事業運営で大変だったことはありますか。また嬉しかったことを教えてください。

A5:自ら新規営業をしていましたが、仕事がなく売上げがゼロの月もありました。会社運営が厳しい時期もありましたが、栃木県産業振興センターの『創業塾』に出会うことができ、経営の勉強や実際に経営者の方から創業当時の苦労話を沢山聞くことができ、とても励みになりました。最初から上手くはいかないから、沢山苦労しないと、苦労できた方がいいんだというマインドに変わりました。

また、当初は経営が辛い時期でしたが、徐々にお仕事をいただけるようになり、事務所内に人がいないと成り立たないと感じ始めていました。そんな中、ハローワークから人材の紹介がありました。実はその月の売上はゼロで、家族からも大反対されたのですが.....(笑)とても迷った結果、雇用をすることにしました。どんなに経営が厳しくてもお給料を払わないとという覚悟はありました。
採用をしてからは、色々な会社様に営業へ回り、営業の際は『こんな仕事をしていきたい』という方向性をきちんと説明するように心掛けていました。
その結果、大きな業務も受注することができました。
先が見えない中でも、採用をしたからこそ大きな仕事が得られたと感じ、人材の大切さを知りました。またお客様に喜んでいただくことができとても嬉しく感じました。





Q6:ブリジックならではの取組みはありますか?

A6:在宅勤務を取り入れています。子育てや家庭の状況によって、女性は外に出ることが難しいこともあるかと思います。お客様の情報を扱いますので、セキュリティーを大切にした上で在宅勤務をしていただいています。
事前に、この仕事をどれくらいの時間でどこまで進めるかの刷り合わせを行い、本人が一生懸命目標に対して取り組むことが大切だと思います。またスカイプを上手く活用し、報告や質問などを常にやり取りができるよう環境を整えています。


Q7:女性が活躍できる環境とは何がポイントになると思いますか。

A7:学校卒業後すぐは女性も働く経験をしますが、結婚・出産・子育てを経験し、そのまま仕事から離れてしまいがちだと思います。私自身も出産・子育てのブランクを経験しているため分かるのですが、育児休暇後すぐに仕事のペースを取り戻し、以前と同じようにバリバリと働くことは難しいと考えています。
仕事を離れてから、すぐに職場復帰はハードルが高いため、もう一度仕事をしようと考える女性のサポートができる研修システムが必要だと思います。また、職場復帰をする女性が、後ろめたさなどを感じず堂々と研修が受けられるシステムや環境作りが大切だと思います。

研修を通して、やりたいことや目標を見付けることができれば、次へのステップアップに繋がりますし、働くことに対しての自信に繋がると思います。

弊社は、出産・育児のブランクを経験した女性が、強みを活かし自信を持ってステップアップができる会社でありたいと思っています。


Q8:今後の取り組みや課題について教えてください。

A8:子育て中のスタッフとも話をしていますが、出産育児を経験した女性が職場復帰しやすい環境づくりができればいいなと考えています。派遣業務はそのスタッフ一人の責任や負担が大きいですが、請負というかたちで業務委託をいただければ、会社全体で助け合うことができるし、復帰したばかりの方も安心して業務に臨むことができます。またお子さんが急に熱が出るなど出勤できないという時も、請負でしたら社内でフォローができます。請負業務にて実績を重ね、派遣業務にステップアップすることができれば、女性の職場復帰の助けになると思います。


Q9:最後に働く女性へ一言お願いいたします!

A9:以前は仕事をしていることで一緒に過ごせる時間が少なくなり、子どもたちに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。しかし、現在は働いている分、短い時間にはなりますが、その時間を大切に過ごすことができれば、子どもたちはしっかりと育ってくれると感じています。
仕事をしていることで子どもたちに罪悪感を感じたり、心配しなくても大丈夫ですよ。子どもたちはお母さんの働く姿をみて多くを学んでくれていますし、多くのことを感じ取ってくれています。


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留学経験や翻訳通訳のお仕事、出産育児、職場復帰など木村社長の実体験があるからこそ説得力があり、その想いを実現されているなと感じました。
スタッフの皆さんお一人お一人が楽しそうにお仕事をされていること、また木村社長を支える良きパートナーであり同志のような雰囲気がとても印象的でした。

ブリジックの皆様、取材にご協力いただきありがとうございました!


株式会社 ブリジック:http://bridgic.com/



今後も県内の女性活躍推進の取り組みを配信していきたいと思います!
ご期待ください♪



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